八王子に新たな市民のサードプレイスが誕生！

2026年秋、八王子駅南口にあった医療刑務所の跡地に、新たに公園、ライブラリ、ミュージアム、交流スペースが一体となった「集いの拠点」が誕生します。新施設では、地域の皆さんとつながり、様々なワクワクを生み出します。学べて、遊べて、交流できるほか、災害時には避難場所にもなります。暮らしを楽しく、人生を豊かにする場所、ぜひご期待ください！

※サードプレイス：自宅や職場以外の心地よい第３の居場所やコミュニティ

みんなの公園

八王子の自然環境を再現した公園では、植樹や手入れを、市民と一緒に行い育てていく「みんなの公園」を目指しています。８つの山によって構成される公園には、インクルーシブ遊具を設置し、展望広場からは八王子の山並みを見ることができます。「大屋根広場」や「芝生広場」は様々なイベントに活用いただけます。また災害時には避難場所になります。

憩いライブラリ

利用者に新たな発見を促す独自分類を取り入れたライブラリは、カフェや公園に本を持ち出し好きな場所で読書を楽しめる「どこでも図書館」を目指しています。自習スペースやグループ学習に利用できるスペース、乳幼児向けの「こどもひろば」なども備えています。スキルシェアリングを行うなど、人を中心に据えたヒューマンライブラリを実現します。

歴史・郷土ミュージアム

八王子の歴史や民俗、自然について紹介する常設展示、収蔵庫の一部を公開し、コレクションを間近で見られる収蔵展示室、ものづくりを体験できる体験展示室があります。ヒノキづくりの木造舞台のある活動展示室では、伝統芸能や市民による文化芸術活動をお楽しみいただけます。文化財の展示に適した環境を備えた公開承認施設をめざします。

交流スペース

市民同士の交流や活動を促す交流スペースは、市民の作品展示やサークル活動にご利用いただけます。公園、ライブラリ、ミュージアムの機能をつなぐ交流拠点「SPOT HACHIOJI」には、コーディネーターが常駐し、市民の様々な活動をサポートします。地域発のチャレンジショップやカフェも併設し、新たな文化を発信していきます。

環境・防災・ユニバーサルデザインにも配慮

施設概要

所在地八王子市子安町三丁目26番1号
敷地面積52,047平方メートル
延床面積約8,120平方メートル
※レストラン棟、大屋根広場、その他付属棟の床面積含まず
主な機能毎内訳ライブラリ・交流エリア：約3,250平方メートル展示・収蔵エリア：約3,150平方メートルその他職員エリア等：約1,720平方メートル
その他付属棟等床面積大屋根広場：約507平方メートルレストラン棟（民間提案）：約300平方メートル防災倉庫：約125平方メートル屋外倉庫：約105平方メートル四阿・屋外トイレ等：約311平方メートル
階層メイン棟：地上2階　活動展示室：地上1階
駐車場駐車場155台・臨時駐車場75台

今までの歩み

八王子医療刑務所跡地を活用した「集いの拠点」整備に向け、以下のような取り組みを行ってまいりました。

2015年度　八王子医療刑務所移転後用地活用計画策定
2018年度　八王子駅南口集いの拠点整備基本計画策定
2020年度　都市計画決定
2021年度　用地取得等
2022年度　PFI事業者の選定

詳細はこちらを御覧ください。

八王子医療刑務所について

八王子医療刑務所は、全国に4カ所あった医療刑務所の一つで、医療処置が必要な受刑者が収容されていました。1878年（明治11年）に設立された八王子監獄署が起源で、1895年（明治28年）から現在の敷地で受刑者の更生や社会復帰をサポートしてきました。高さ４メートルの塀に囲まれ、内科・外科病棟、精神病棟、作業療法棟、体育館などがありました。2018年（平成30年）に東京都昭島市の国際法務総合センター内に東日本成人矯正医療センターとして移転して閉所し、120年以上に及んだ役目を終えました。

※「集いの拠点」は仮称であり、名称変更の可能性があります